多摩美術大学芸術祭〜美大魂此処ニ在リ〜

先週の武蔵野美大に引き続き、今週は多摩美術大学芸術祭に行ってきました。


多摩美大の芸術祭は、八王子キャンパスで絵画や工芸などを中心に3日間、
上野毛キャンパスで造形などを中心に2日間行われるのですが、
私は八王子のほうにお邪魔してきました。
多摩丘陵を望むキャンパスは非常に時間の流れがゆるやかで、
武蔵野美大とはまた違ったよさがありました。

武蔵野美大図書館

”まさに文化祭”という感じで熱気のあった武蔵美に対し、
多摩美は”ゆっくりと作品を見てください、そして楽しんでください”という感じで、
来場者が参加できる部分が多かったりと、かなり雰囲気が違いました。
武蔵美と多摩美は元々はひとつの大学だったそうですが、それぞれ違った特色が出ていて面白かったです。

オープニングの"Y"KB48のパフォーマンス

展示中心が一番いい回り方
今回も、ライブの音などを耳で聞きながら、展示中心に回りました。
絵画北・東棟、共通教育棟、芸術学・情報デザイン棟、そしてデザイン棟の一部しか回ることができませんでしたが、その中で何度息を飲まされたことか。

ま さ か の 土

ヒドかった(褒め言葉)

まさかのゲーム

来場者参加型シュレッダー

これが展示なのかどうなのか最後まで分かりませんでした

床の絵の具の汚れっぷりは、武蔵美以上でした。
ものすごくいいことで、感銘を覚えましたね。
もっとやれ、もっとよごせ!という感じで。
まあ事務局の人にとっては頭が痛い問題だと思いますが…これもアートです!

美大らしい”床”

文化祭の当日準備
今回、一番印象深かったのは、
美大祭当日に、自分の展示している作品に、床に張り付き、真剣に筆を走らせている美大生の姿でした。
ああいう姿は、凛として美しいなあと思います。
穿った見方かもしれませんが、私が思い浮かべる”美大生はかくあるんだろうなあ”という姿だったので、込み上げてくるものがありました。


まとめ
一人で自分のペースで回るのもいいですし、
友達と作品についてあれこれ話しながら行くのもいいです。
自分のライフスタイルに合わせて楽しめるんですね。
美大の芸術祭は”天然の美術館”、いやむしろそれ以上だと思います。

時間さえあれば、来年もぜひ参加したいです。

今回の戦利品


P.S.

パンフレットに菅野よう子のインタビューが載っていたのですが、すごくいい話をされていたのでご紹介します。
ヒマラヤで活躍する登山先導者・シェルパの人が、普通5日間かかる行程を3日間で行かされたとき、途中の山小屋で休んであえて動こうとしなかったそうです。
何故かと尋ねると、
「俺たちは5日でかかるとこを3日で来たんだ、体は3日で来た、でも心はまだ来てない、だから心が来るまでここで待つんだ」
と言ったそうです。
体が走っても心がついて行かないから、あるとき自然と立ち止まる。
人はある一定のテンポじゃなきゃ成長できない。
というのは、ものすごく納得できますし、自分自身も何度も経験したなあと思わされました。
仕事とかでは確かに計画は必要ですけれども、
それ以外の自分の生きる道って、最初から計画してたらつまらないじゃありませんか。
帰りの電車の中で、大きく頷いた話でした。
執筆 2012年11月4日
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