超平和バスターズは永久に不滅です
〜秩父吉田・龍勢祭り〜


秩父・吉田の椋神社例大祭「龍勢祭り」に行ってきました。
駆けつけ一言、楽しかったです。


龍勢ロケットは15分置きの発射なので、退屈するかなあと思っていたのですが、
実際は打ち上げの前に奉納者や流派の説明をしたり、口上を吟じるので、
そんな心配は全くありませんでした。

あと、NHKとテレビ埼玉のカメラが入っていて、あの花龍勢を打ち上げた愛火雲流はインタビューされてました。
私もどっかの局で映ってるでしょうね、わりと分かりやすいところにいましたので。


※当所のデジカメは年期が入ってますので、画像は他のサイトさんの方がいいと思います。

[関連]
龍勢祭〜マエガタリ〜(10月10日)
龍勢祭マエガタリ2(10月11日)
龍勢祭マエガタリ3(10月12日)
龍勢祭マエガタリ4(10月13日)
龍勢祭アトガタリ(10月15日)

はじめてのりゅうせい
着くや否や、まず第一発目が打ち上げられました(巻雲流)。
縁起よく、空に吸い込まれていくロケット。
失敗が少ない今祭りを印象づける一発でした。


前半の龍勢
度肝を抜かれたのが”ローソン龍勢”(美峯雲流)。
コンビニフランチャイズ店運営の人によるもので、口上前の挨拶がほとんど店の宣伝でした。
このときに、なんでもありだということに気付きました。

ローソン龍勢

なかにはワンピース(アニメ)をテーマにした龍勢(櫻龍会)や、東大の教授が携わった龍勢(翼天飛流)もあり、
東大龍勢はカラフルな煙がよく出ていて印象的でした。
チャラ男っぽい若者の口上(確か高雲流)もありましたが、しっかり詠めてましたよ。

東大教授の龍勢

超"龍勢"バスターズイベント
椋神社の祭典のために、昼間の打ち上げが1時間くらい中断するのですが、
そこで口上櫓に出てきたのが、謎の団体、「超龍勢バスターズ」。
龍勢じんたん、龍勢めんま、龍勢なるこ、龍勢ゆきあつ(本人申告「似てないのはわかってる」とのこと)、龍勢つるこ、龍勢ぽっぽ、龍勢おとうさん、リュウごん、こどもじんたん、こどもめんまからなるグループです。

ノリ的にはリトバスに近い

ネーミング的に、龍勢を壊さないか心配でしたが、
龍勢なるこが配慮して「なるこ」と名乗ったのに、メンバーから「あなる」と呼ばれていたり、
龍勢めんまが言葉につまったときには、原作で印象的な「言ーえ、言ーえ」コールが起こったり、
最後は「超龍勢バスターズははずっとなかよし」で締めたりと、
祭典中でマイクが使えない中、わりと頑張ってました。

余談
ニャル子コスプレの人(男)、酔っぱらいに絡まれるもうまく対処。

そういえばレイヤーさんはあまり見かけませんでしたね。
前述のバスターズを除けばめんまとあなるコスプレが1組いたくらいで。

グダグダな通行規制
今回の龍勢の唯一の課題と言っていいんじゃないでしょうか。

早見沙織が口上櫓に上る関係で、その周りに通行規制が敷かれたのですが…
規制については事前に知らされていたことは確かなんです。
ただ、それはネット媒体だけで、どうも一般の方に向けてはなかったみたいなんですね。
事前の情報では想定できないような規模の通路が閉鎖されたり、
迂回路の確保も不十分だったり、
何しろ警備側がどこを閉鎖すればいいのか曖昧だったり(聞いた人によって解釈が違う)。
さらに、規制をかけるタイミングが悪かったために、通行者が大混乱。

冷静に考えてみると、あの花ファンがそんなに集まっていたわけでもないような気がします。
むしろ子どもが「はやみんだ!」と騒いでいたくらいですから。
だから、あの花関係で来た人の苦情って聞こえてこなかったんですよね。

逆に、一般の方の「通りたいけど何で通れないんだ」という苦情が多かったように思います。
迂回をするなら、あらかじめパンフレットにわかりやすく書いておくなどしておかないと、今後も混乱すると思います。
規制しない方が上手くいくんじゃないかなあと思うのですが、どうでしょうか。

誰も聞いてない秩父市長挨拶
市長カワイソス(´・ω・`)
桟敷席の人限定出話を始めてしまった辺りは、「イベントに来る人は、その人が金をかけようがかけまいが同じなんですよ」と言いたくなりましたが、
あの花についての話も出たので、プラマイゼロとしましょうか。

久喜秩父市長

早見沙織、貫禄の口上
早見さんを実際に見るのは初めてでした。
なんか沢城みゆきタイプですよね。
若手実力派と言われるとおり、さすがの口上でした。

10万人以上の人出、一部の人以外は「誰お前」というけっこうな逆境でしたが、
「おまいら」の力強い合いの手もあり、無事詠み上げられました。
『こんな大人数の前で言うことになったのは光栄』的なコメントがあったと思います。

真ん中でマイクを持っているのが早見さん

そして…

超平和バスターズ龍勢
奉納者:超平和バスターズ
龍名:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
製作:愛火雲流

見事成功!


喜ぶ面々

余談2(武蔵丸、来日)
なぜか武蔵丸が一般客として来場、会場が話題の渦に。
周囲の人の反応曰く、「あまりにもでかすぎて一気に目が覚めた」
そのとおりでした。

ある意味早見沙織が武蔵丸に飲まれる形になってしまいましたw

後半の龍勢
風船を飛ばしながら黄煙を棚引かせた花鳥風月龍勢(開新流)など。
午前中はベストコンディションだったらしく、ほとんど失敗がなかったのですが、
午後は風が強くなってきたりと、失敗する流派も増えてしまいました。
トリのナイアガラ(秋雲流)も、残念ながら一段目だけで終わってしまいました。



開新流

秋雲流

櫓で爆発してしまった龍勢の図

リアル鎮魂
実は、私が一番印象に残った龍勢って、あの花龍勢の他にあるんですよ。

死者を弔うために放った龍勢がありました。
開進流の「天に届け 芳花榮光の舞」。


どうも、先代の龍勢打ち上げ代表がお亡くなりになったとのことで、
その魂を弔うために、この龍勢を打ち上げたそうです。

どの龍勢よりも高く飛んで、



どの龍勢よりも輝いてました。

会場は大拍手でした。

もう一団体、弔いの龍勢(株式会社千葉工業・光和雲流)があったのですが、こちらは残念ながらパラシュート開かず。
来年に期待しましょう。

「ヨー」
一文終わるたびにこの「ヨー!」という合の手を入れるのですが、
いいですよね。
私もしきりに叫びました。


超龍勢バスターズという関わり方
さて、前述の「超龍勢バスターズ」、
聞いてみると、地元の人ではなく、『秩父愛で集まってるんです』とのことでした。
いいですよね、こういう関わり方。
すげえ羨ましいです。

超龍勢バスターズの面々(残念ながらそろってはいなかった)

龍勢めんま(一番東奔西走されたのでは。お疲れ様です)

龍勢じんたん&ぽっぽ(後ろ姿)

頑張ってたので、とっさに飴差し入れてきました。

あの花と龍勢と地域おこし
龍勢祭りとあの花のコラボって、私はあの花のほうが影響力が強くて、それに龍勢祭りが乗ったのかなと思っていたのですが、
直前から調べてみると、どうもそうではなく、龍勢祭りって、元から相当の集客力を持つ祭りだったんですね。
あの花効果で増えた人数も、一説によると1万人にも満たないそうです。
なので、「龍勢祭りというとんでもない規模のお祭りに、あの花を入れてもらっている」というのが正直な印象でした。

ただ、そのわりにはプログラムにどんどん食い込んでいってるんですよね、
龍勢打ち上げるわ、
声優さんが口上を読むわ、
休憩時間にはステージをやるわ、
挙句の果てに秩父市長が「あの花」の話をしだしました。

だんだん少なくなってきている龍勢ファンを減らさないという意味で、かなり先を見た一手だったのかもしれないなあと思います。
街おこしそのものとは若干毛色が違うと言えば違いますが、
他の地域でも参考になるところは、きっとあるはずです。
長い伝統の中にも新しいスパイスを入れて、より良くしていく。
大切なことではないでしょうか。

まとめ
本当に楽しませていただきました。
龍勢関係者とあの花関係者の皆様に、心からありがとうと言いたいです。


執筆 2012年10月14日
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