龍勢会館探訪記〜“あの花”聖地巡礼第2弾〜

“あの花”聖地巡礼の第2弾として、龍勢会館に行ってきました!

秩父を舞台にしたアニメ、”あの花”こと「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。

この聖地巡礼というと、秩父市街や、秩父大橋付近が有名で、
私もあの日みた花の名前を僕はもう知っている〜あの花聖地巡礼〜として、一度行きましたが、
今回私が行った龍勢会館がある秩父・吉田も、非常に“あの花”熱が素晴らしいところなんですよ。

アクセスしづらいところではあるのですが、大変いいところでしたので、
それだけを理由に行かないというのは、大変もったいないです。
無理してでも行く甲斐があるなと感じたので、全力で紹介します。

秩父・吉田へ
もともとは「吉田町」という地域で、秩父市に合併になったところなのです。
・・・上で啖呵を切ったものの、残念ながらアクセスはやはりよくありません。
バスもありますが、龍勢会館は道の駅なので、やはりここは車で行くのが得策かと思われます。
とは言え、そこへ至る道も細いのですが…

龍勢会館

龍勢会館




「龍勢会館」を説明する前に、まずは「龍勢」とは何ぞやから。

龍勢とは、竹竿を使った打ち上げ花火の一種です。
打ち上げた後に色々な仕掛けが披露されるのが特徴で、「あの花」でも終盤の象徴的な場面に用いられました。
十月の第二日曜日には、「龍勢祭り」が行われ、今年も27発の龍勢が打ち上げられました。
そんな龍勢が盛んな地域なので、龍勢会館があるのです。

何と、外にはお手製のめんま像が。

少なくともゆきあつではない


この中には、もう有名ですが
“あの花”特集コーナーがあります。
この充実っぷりは市街地どころじゃありません。
あの花巡礼地としては最大級ではないでしょうか。

龍勢会館

まさかの龍勢祭りとあの花のコラボ

「超平和バスターズはずっとなかよし

あの花ラベルのお酒

そして、ここの会館の受付の方が大変親切な方でして、
あの花のことや秩父・吉田の話、それから秩父事件の経緯などを丁寧にしてくれました。
普通、道の駅でアニメの話題になんかならないと思うのですが、そこが“あの花”の素晴らしいところですよね。
秩父の人が皆、大事にしているなあと感じました。

龍勢についてのビデオ上映を見たりしましたが、なかなか感動的で、
来年は出来れば実際の祭りに行きたいなあと思っています。
今年も行きたかったのですが、色々あって行けなかったんですよね。

そう、その今年の龍勢祭り。
なんと、「超平和バスターズ名義の龍勢」が何と打ち上げられたのです。

中央に注目
やるかもしれないなあという予測はありましたが、まさか本当にやって、茅野愛衣が口上を読みあげるとは。
動画投稿サイトに、その模様がいくつか掲載されていました。
あの花龍勢打ち上げ ‐ ニコニコ動画(原宿)
椋神社例大祭 超平和バスターズ 龍勢奉納 ‐ ニコニコ動画(原宿)
2011年吉田町龍勢祭り 15本目 (ほぼノーカット) ‐ ニコニコ動画(原宿)

井上伝蔵邸

そしてこの地のもう一つの顔、
世間一般ではこちらの方が有名かと思いますが、
”秩父事件”の舞台でもあるのです。

その中心人物のひとり、井上伝蔵の邸宅を再現した建物が龍勢会館敷地内に再建されています。
これは2004年の映画「草の乱」(秩父事件をテーマとした作品)で使われたセットを移築したものですが、
その時代をしのばせる、非常に興味深い作りとなっていました。

井上伝蔵邸内部。昔懐かしい造り




ちなみに、その「草の乱」ですが、音楽が何とディープ・フォレスト。
「Where the Hell is Matt?」のBGMとして使われている「スウィート・ララバイ」のグループなんです。


ここ(龍勢会館)だけでも十分楽しめ、充実した時間を過ごせるので、また行きたいと思いました。

石ノ森章太郎デザインの「りゅうごん」

椋神社

椋神社

前述の「龍勢」に大変関係のある神社です。
龍勢祭りがここで執り行われるのです。
実際の龍勢も飾られています。

龍勢

秩父事件の決起集会も行われたのはここだったとか。
・・・今の情勢的に結構タイムリーのような気も

古く由緒のある神社で、非常に私好みでした。


ここで度肝を抜いたのは、あの花と神社のコラボ。

めんまは神になった




神社が出てくる作品は数あれど、
こんな感じになっている神社は初めて見ました。
本殿に堂々とあの花ポスターですから、気合が入ってます。
もしかすると鷲宮もこんな感じかもしれませんが。

作中の一場面


ちなみに、秩父・吉田は紅葉が遅いようで、
今日が大変ちょうどいい紅葉となってました。

今年は紅葉狩りに行っていなかった所で素晴らしい紅葉


龍勢櫓
最後に龍勢櫓を紹介します。

龍勢の発射台です。
写真で見た物を思い浮かべると思ったよりやや小さい感じではありますが、
アニメの描写からだと確かにこのくらいのような気もしています。
決してものすごく高いって印象はありませんでしたもんね。

見上げる龍勢の行方は…


“あの花”だけではなく、
龍勢・秩父の自然・秩父事件・・・
色々な切り口があって、多方面から楽しめる、大変良いところでした。
あの花巡礼に限らず、ふらっと訪れてもいいところだと思います。



そして、あの花と秩父について。
“あの花”は、埼玉県や秩父市、鉄道など様々な所がバックアップしていることも大きいのですが、
実際に現地に行ってみると、現地にとって負担が非常に少ないコラボレートだなと感じました。
アニメが町を取り込むのではなく、
“あの花”では秩父伝統の龍勢などが深く絡んでいたりと、町ありきでアニメができているので、
現地の人が本当に負担に感じていないんです。

逆に、“あの花”のお土産ができていたりしましたが、
これも現地の名産などをうまく活用する形になっているんですよ。
だから、あの花の話題になっても誰も嫌な顔をせず、
むしろ住んでいる人から積極的に「“あの花”巡礼の方ですか」と声をかけてきてくれるんです。

聖地巡礼で町おこしを行っている走りで最も有名な例の一つである「らきすた」では、いろいろ問題が起こっていましたが、
全くないわけではないものの、あの花はそれがないような気がします。

アニメで町おこしをする例はかなり増えてきましたが、
長続きするのは、現地に住む人のことをしっかり考えたうえで連携する町おこしであり聖地巡礼なんだなあと感じました。


ということで、
あの花巡礼は秩父の鹿一しかしなかったよという方、
行きたいけどまだ巡礼に行ってないよという方、
そうでなくてもこの旅行記を見て少しでも気になるところがあった方、
そうでない方も、
是非秩父・吉田に訪れてみてください。
きっと、いい想い出になります。

本日の戦利品


執筆 2011年12月10日
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