ヨコハマ買い出し紀行


決して目的は買い出しではありませんが、横浜に行ってきました。


今回の行動理念は単純で、
「中華街ならおいしいものがあるだろうから、何かうまいもの食ってこよう」
というもの。
また、「青春18きっぷにあまりが出るともったいない」という狙いもあって近場の旅行を計画したので、今回使用したのは青春18きっぷでございます。


この旅行は前々から考えていたものの、なかなか下調べが出来なかったため、本当に大まかな所だけ目星をつけて決行することになりました。


観光都市・横浜
観光地としての横浜の中心地は、実は横浜駅でも新横浜駅でもありません。
じつは「こんなとこに居るはずもないのに」という山崎まさよし『One more time,One more chance』の詞に出てくることで有名な桜木町が、観光都市・横浜としての中心地となります。

JR桜木町駅

私が今回行った横浜は、「みなとみらいベイエリア」「中華街エリア」「山手ブラフエリア」の3つのエリアに大まかに分かれます。
ちなみに私が勝手に命名しましたので、公式な呼び方ではないことをご了承ください。

みなとみらいベイエリア
まずは近場、駅から動く歩道で5分、という話を聞いていたので、ランドマークタワーを目指しました。
ちなみに、この動く歩道、動くのに皆歩いているという光景が何とも不思議でした。
私もタイピングの際に”歩く歩道”と打ってしまったので、人間の性分かもしれません。

そしてここで大誤算をしてしまいます。
ランドマークタワーにいく理由はひとつ、展望台に行くためなのですが、なんとこの展望台、はじまりが10時から。
下調べが甘かったという今回の弱点がここで出てしまいました。

ランドマークタワーと日本丸

せっかくここまで来たわけですが、待っていても仕方ないので、一転「赤レンガ倉庫」を目指すことに。

赤レンガ倉庫
”汽車道”を渡って、赤レンガ倉庫が見えてくるあたりの光景は非常に趣がありました。
こう、”文明開化”という感じがして。
基本的に横浜の街は「明治」が漂っているのです。



このあたり、横浜が港町だということがよくわかる

赤レンガ倉庫が見えてくる

こちらも店が始まるのが10時とか11時とかだったリはするのですが、ただ外観を見てくるだけのつもりだったので好都合。
ぶっちゃければ赤レンガ倉庫なんて名前しか聞いたことがなかったので、どちらが正面かもわからないままぐるぐる回っていたのですが、なかなかいい風景を見つけて勝手にそこが正面だと思いこみました。



赤レンガ倉庫

赤レンガ倉庫・遠景

横浜三塔
そして赤レンガ倉庫から歩くとすぐ象の鼻公園。
何故か横浜には公園が多いです。
ここからは、”Jack””Queen””King”からなる、いわゆる「横浜三塔」を見ることができます。
・・・が、ぶっちゃけ小さくて、よっぽどいいカメラじゃないといい写真が取れないような気も。


この場所から撮ると三塔がよく写るらしい

私のカメラは、2004年当時はそれなりでしたが、今となってはだいぶ年寄りになってしまったわけで。
せっかくなので近づいて見てみようということで、この三塔を回ることにしました。
まあ、全て行政だったり公共機関だったリするので、同業者ということで。

参考までに…横浜三塔

まず”Queen”こと横浜税関。
出来るだけお世話にはなりたくないところではありますが。
一番手前にあるため、遠くから見ても近くから見てもあまり変わりがなかったのがこの塔になります。

Queenの塔・横浜税関

次に”King”こと神奈川県庁。
遠くからだとパッとしませんが、近くにいくとなかなか古めかしい建物だったりします。
ちなみに余談ですが、とんでもない不正経理をやったのもここ。
しっかりしてほしいところであります。



Kingの塔・神奈川県庁

最後に、”Jack”こと横浜市開港記念会館。
ここは遠いどころか「三塔の風景」ではほとんどが覆い隠されてしまっているのですが、近づいてみるとレンガ造りのかなりいい建物だということがわかります。

Jackの塔・横浜市開港記念会館

三か所をめぐって思ったのは、”横浜三塔”として一様に見るのもありですが、個別で回ったほうがより魅力がわかるのではないかということです。
三塔の風景だけを見たくて近くで見ないのはちょっと損ですね、あんなに雰囲気あふれる建物群なので。

閑話休題
とある喫茶店の前を通りがかった時に、何かの撮影をやっているのを見かけました。
一度目通り過ぎた時はわからなかったのですが、たまたまもう一度通ったら、

阿部寛がいました。

芸能人との遭遇はかなりしていない部類で、一番有名なのがドクター中松ぐらいだったものですから、本当に驚いたのですが、
実際の阿部寛は、テレビで見るあのまんまでした。
まあ、撮影スタッフに早く通ってくださいと追い払われてしまったのですが、
身長が予想以上にものすごく高かったことだけは痛烈に印象に残っています。
貴重な体験でした。

偶然撮ってた撮影の風景

関係ないがプロムナードから降りてきた風景

横浜大さん橋
位置関係的にそこから近いのが横浜大さん橋だったので、そちらを目指すことに。

桟橋の入り口がかなり特徴的で、ぱっと見空母にも見えるような外観は本当にワクワクさせてくれました。

クジラの背中をモチーフにしたデッキは、そこ自体がアスレチックになりえるほど湾曲していて、また見晴らしもよく、遠くはベイブリッジまでが見渡せました。
海風がものすごく強く、”港”を身体全体で味わうことが出来るスポットでした。

秘密結社の基地のような大さん橋

クジラの背中

大さん橋からみたランドマーク方面

ランドマークタワー・再見
時間もいい頃になってきたので、ランドマークタワーへ戻ります。
今度はちゃんと時間内。
一気にエレベーターで69階展望室まで上がります。
ちなみに、ランドマークタワーがいかにスゴイかが書いてあるパネルがあるのですが、
普通だったら大きさなどを「東京タワー○個分」と示すところが、
「横浜スタジアム○個分」となっていて、流石横浜だと想わされました。

空にそびえるランドマークタワー

このランドマークタワー展望室、展望台としては日本で最も高い位置にあります(東京タワー特別展望台より高い)。
そこへ至るエレベーターは、分速750メートルで動く上に、全く揺れも感じない親切・安心設計。
案内係のお兄さんが喋っているうちに40秒で着いてしまいます。
恐るべき速さ。

実はランドマークタワーって、外から見るとそれほど高さを感じないのですが、
やはりあんなに高いと思っていたビル群がはるか下方に見えるあたり、さすがランドマークと言えます。
登ってみて初めて分かるランドマークの凄さ。







ランドマークタワー展望からの眺望。最後の写真では横浜スタジアムも見える

中華街エリア
次に腹ごしらえということで、当初の目的地「中華街」へ向かいます。

ハマスタ
ここに至る途中に「横浜スタジアム」がありますが、なかなか正面に回ることができず、歩きながら見る形になりました。
道なりにぐるりと半周回った計算になります。
ハマスタとなるとどうしても「青い」イメージがあるのですが実際は違って、
外見はレンガを意識した色になっていたりしたのが新たな発見でした。

横浜スタジアム。現在グラウンド工事中

中華街
中華街は、文字通りChina Townとして、中華のお店が並びます。
門や関帝廟などがあるのも中国らしいところ。
町並みも、よく知られた中華街そのものでした。

ちなみに、関帝廟は仏教でも神道でもなく、中国の民間信仰だったりします。

関帝廟

基本的に食べ歩きとなるのですが、ここで気になるのは「甘栗売り」。
実はこの甘栗売りは”押し売り”で、なんと「甘栗の押し売りにはご注意ください」という立て看板が至る所に立てられてしまっているほど。
おびただしい数の押し売りがいて困りました。

ここで私が選択した昼飯は「炒飯」でしたが、これが大当たり。
さすが中華街と言わんばかりの味と量で、至福の時でした。

この他にも、「月餅」や「肉まん」など、中華街らしい食べ歩きをしながら、一路北上。







横浜中華街

山下公園
そうすると、今度は「山下公園」が見えてきます。
まあデートスポットやテレビでよく出てくる公園なんですけれども、写生に来ている人が多かったのが意外でしたた。
「あかいくつ」の像がどこかにあるはずなのですが、見つけられなかったのが残念。







山下公園

次にマリンタワーを横目にしながら、海の見える丘公園へ。

横目にされたマリンタワー

横浜ベイブリッジ入口?

山手ブラフエリア
ここからが山手地区になります。
私が勝手に呼び名をつけてしまいましたが、「山手・元町地区」というのが広く知れた名称のようです。
横浜が明治の頃に貿易が盛んだったことから、ここには外国人居住者が多く、
そういった館が現存していたため、観光地となっているのです。
ここら辺は、神戸と全く同じです。

港の見える丘公園
「港の見える丘公園」は、「フランス山」「横浜市イギリス館」「山手111番館」などを擁する公園となっています。
私は今回まで知らなかったのですが、巷では結構有名だそうです。

フランス山。なにげに石段があります

まず、きついフランス山を登ったところに、「これ、どっかのエロゲで確実に使われているだろ」と言わんばかりの廃墟が。
かつてはフランスの建物だったそうです。

廃墟。誰が何と言おうと廃墟

横浜ベイブリッジ

霧笛橋

私は「霧雨」と誤読しました

次に「横浜市イギリス館」。
この後にもいくつかの館が出てきますが、このあたり一帯の観光資源として公開されている館はほとんど横浜市が管理しているため、無料で見られる所が嬉しいです。

横浜市イギリス館

次に「山手111番館」。
完全にノーマークの館でしたが、なかなか雰囲気のいいお屋敷でした。

山手111番館(Bluff No.111)



庭園。左右対称症候群としてはすばらしい

写真タイトル「ワールズ・エンド・ガーデン」(出典:交響詩篇エウレカセブン)





噴水広場

ここでちょっとした小噺。
山手111番館のことを、英語では「Bluff No.111」と表記します。
これはなぜなのかというと、昔はこの地区をBluff(壁になっている、切り立ったの意味)と呼んでいたからなのだそうです。
なので、至る所に「Bluff」の文字が踊ります。
最初は「ブラフってあの”ブラフをかける”と同じ意味なのかな」と思ったものです。

エリスマン邸
外国人墓地を過ぎ、南下。
ちなみに「外国人墓地」やキリスト教の墓地っぽいところは素通りしまいたが、これはちょっと観光には向いていないのかな、という理由でした。
残念なことに、ここに至るまでにあった「山手234番館」はスルーしてしまったんですよね・・・

山手十番館(お店)

そうすると、「エリスマン邸」と「ベーリックホール」が並ぶようにしてあります。
元々エリスマン邸のほうは行こうと思っていたのですが、こぢんまりとした館でした。
それに対し、べーリックホールは当初いく予定がなかったのですが、中に入ってみると実にいいところでした。
洋館の良さがよく出たお館だったと思います。

エリスマン邸





ベーリックホール

山手イタリア山庭園
さらに南下すること1キロ、最も行きたかった「山手イタリア山庭園」に。
山が2回も出てくるし、公園かと思ったら庭園だしで、早口言葉にしたら辛そうです。

山手イタリア山手イタリア山手イタリア山手イタリア山手イタリア山公…庭園

「外交官の家」「山手18番館」を要するイタリア山庭園。
観光ガイドを見たりネットで調べていて行きたいと思った所だったのですが、
実は「うみねこ」や「きみある」の聖地だそうで。
さらに「きみある」に関しては、私が行ってきたところの多くが舞台として使われていたようです。
なんというシンクロニシティ。

別に聖地になってるからすごいというわけではなく、今回の洋館で一番行ってよかったなと思ったのがここでした。
神戸の「うろこの家」、東京「旧岩崎邸庭園」に近い趣といえばいいのでしょうか。
洋館の中でも洋館らしいところでした。
特徴は、「庭園」なだけあって、窓からの眺望が素晴らしいところ。











外交官の家



横浜の総括をすると、横浜ってただ単に大都市だというわけではなく、ちゃんと観光のことも考えた街づくりをしているところでした。
ただ単に東京を目指して近代化ばかりさせようとしたわが地元とは大違いで、
ちゃんと街の持つ特性というのを理解し、観光名所を残すように、また観光しやすいように様々な名所がちりばめられています。

あと、特徴としては、観光スポットを遠くから見ることができるところ。
デジカメの保存順がぐちゃぐちゃになるのがうれしい誤算ですが、
一つのところに行ったら次のところ、とすぐ動いてしまうことが多いところを、また違った角度で見ることができるスポットがちゃんと整備されているのがすごいところだと思います。


観光地は数あれど、「観光しやすいように作っている街」は実はあまり多くありません。
そういった意味でも、横浜は観光地として栄えるべくして栄えたんだなあということがよくわかりました。


アキバハラ
さて、場所を移して、次の目的地は
秋葉原。

帝都方面に行くたびに寄っている気がしないでもありませんが、
そのたびにどんどん混沌さが増してきているのはこの街の特色なのでしょうか。

今回も
・少女病を猛プッシュ
・fripsideバス
・イカ娘が秋葉原を征服
・なぜかABのユイのサードシングルの告知
など、ツッコミどころ満載でした。

思うらくは、ネットはもう自分の欲しい情報は能動的に調べないと手に入らないな、ということなのですがそれはあまり関係なく。


fripsideバス

シャッツキステ再び
本日のお目当てはシャッツキステ。
私が行くことを決めた時は、カレンダーには特にイベントも書かれていなくて、少し前には「?」の表記になっていたのですが、
最近「クリスマスコンサート」という表記がされ、テンションが上がると同時に、「混む」という不安も入り混じりました。
まず第一念が「あの独特の空間を楽しみたい」でしたからね。
しかし、そんな希有は吹っ飛びました。

やはりシャッツは独特の空間のままでした。
あそこに行くと時間の流れがゆったりするといいますか、心が洗われるんですよね。

そして、コンサート。
前回は2名によるコンサートでしたが、今回は人数が倍増。
単純計算で、合唱した時の迫力は2倍以上。
さらに皆さん歌がうまくていらっしゃる。

セットリストは、公式ホームページに記載がないので、書かないことにいたしましょう。

あえて書くとすれば、オススメは9曲目。
私自身、タイトルは聞いたことがあって、曲自体も聞いたことはあるものの、あまり聴きこんでいなかった曲。
上手いこと世界観を作っていましたね。

厚みのあるコンサートでとてもよかったと思います。

ちなみに、エリスさんによる「好きなカップリング投票」は、とあるカップルを推させていただきました。


本当に、シャッツキステはこのままでいて欲しいと思います、心から。


まとめ
横浜は本当にいいところでした。
大まかな観光スポットは回ったつもりですが、その他にもさまざまなスポットがあり、夜になればライトアップされた夜景なんかもあります。

日本三景のように大きな観光地があるわけではありません。
そのためだけに行くところといえば、本当にランドマークタワーくらい。
しかし、小さめでも雰囲気の良い、趣のある所がいくつも集まって、横浜という観光地を形成しているんだな、と私は感じました。


執筆 2010年12月12日
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