多摩美術大学芸術祭2014“心、おぼれる”(2014.11.1 @多摩美術大学)

先週の武蔵美に引き続き…
多摩美術大学の芸術祭に行ってきました。

祭のキービジュアル(?)を取っていなかったことが判明…

あいにくの雨でしたが、そこまでの影響はありませんでした。
武蔵美と同じく3回目で、やっとではありますが回ることに慣れてきました。


多摩美の芸術祭の特徴として、「展示が個人商店っぽい」というところがあります。
鑑賞中に、声をかけられるケースがわりとあるんですよね。
過去に「展示中心・来場者参加型」という感想を書いてますが、それもイベントではなく展示の中に来場者が参加できる要素が多いのが一つの特徴かなと思います。


今回は、展示室を一つの部屋と見立て、ダイナミックに使った展示がわりと多かった印象があります。
まあ毎回、全部を見きることができていないので、今回見たゾーンにそういう展示が多かっただけなのかもしれないんですけどね。
ライヴペインティングのような展示もいくつかありました。
今回、武蔵美がややエログロ描写に大人しかったというのもあるのでしょうが、全体的にブラックユーモアの利いたセンス抜群の作品が多かったように思います。

あとはやはり、武蔵美といえば「圧倒的な日本画」。
「どの部屋にも日本画のみが展示されている」という階がありまして、これが毎年珠玉の名作ぞろいなんですよね。
毎回ここで息をのまれている気がします。


”多摩美の床”改め”多摩美のイーゼル”

武蔵美と多摩美って、似ているようでよさが全然違うんですよね。
武蔵美が”総合的な学園祭”なのに対し、多摩美が”学園祭の展示ブースの集合”という感じ。
うまく説明できないんですが、両方とも違って、どちらも魅力を兼ね備えているんです。
たとえば多摩美なら、過去のレポートにも「部屋をダイナミックに使った展示」や「来場者参加型イベント」「ライブペインティング」の話が出てきているように、そういう伝統が無意識に連綿と受け継がれてきているんだろうな、と思います。



私は美術系というには程遠い人間ではありますが。
美大に行くことで、アイディアのキャパが広がってくるような気がしています。
いろいろ思考の幅が限られている現代なので、とんでもない作品に出逢うことは美大を持ってしても難しいと思いますし、学生自身が悩んでいるところでもあると思うのですが、その苦難の後を作品から読み取ることができるってのは、一筋の光にも見えますし、とても美しいな、と感じます。




今回も、最後の最後の午後5時まで粘った多摩美忌憚ですが、これもまた風物詩ということで。

お疲れさまでした

執筆 2014年11月2日
イベントレポ TOPへ戻る