ニュースサイトが固定化する理由


最近ニュースサイト陰謀論(アクセス回しなど)が叫ばれているようです。
僕は2年くらいニュースサイトめいたことをやってきているのですが、それは違うんじゃないかと思います。


それでは、ニュースサイトはどのようにしてニュースを収集しているのでしょうか。
まず、ニュースサイト管理者は毎日ほぼ同じサイトをチェック(巡回)します。
そこで生成されていた記事や紹介されていた記事を抽出し、実際に見て、選択し、「今日のニュース」にします。
僕が知る限りでは、毎日違うサイトを巡回しているサイトは見たことがありません。
つまり、巡回サイトが固定化されているのです。
ネットは、その連鎖です。
固定と固定では、変動は生まれないのです。
だから、ニュースサイトは似たようなサイトを取り上げていたりするように見えるのです。

そのなかで「新規サイト、弱小サイトはどうしても取り上げられない」というものがありました。
その理由のひとつに「時間の制約」があります。
サイト管理者はお金を貰ってサイトを運営しているわけではありません。
アフィリエイトで稼いでいる人はいますが、それだけで飯を食っているわけではないのです。
ゆえに、仕事をしていたり学生だったりで、サイトだけやっていればいいというわけではありません。
そして総じて、サイト更新の時間は限界まで使い切っている場合が多いです。
時間的に余裕が無いから新規開拓ができない、という傾向があるのではないかと思います。


サイトというのもリアル世界における人付き合いと似たようなものがあります。
長い付き合いの友達と全く知らない人がいたとしたら、友達のほうに話しかけますよね。
それと同じで、長い付き合いのサイトと全く知らないサイトだったら、どうしても長い付き合いのサイトを紹介したくなるのです。
これを「しがらみ」という一言で表現してしまう人もいるかもしれません。

ただ、その前を考えて見ましょう。
その人同士は、最初は赤の他人だったはずです。
そのサイト同士は、全く繋がりがなかったはずです。

友達ってどうやってできるのでしょう。
勇気を出して、話しかけて、初めてお互いを認知するんですよね。
サイトも同じです。
ただ単に更新するだけでなく、ちょっとまわりに踏み出してみる。
過剰に話しかけるのは迷惑になってしまうので、節度を守って自分をアピールしてみる。
有名かどうかって、正直あまり関係ないですよね。
いい内容だったら取り上げます。
でも、まず踏み出さなければ、全ては始まらないんじゃないか、そう思います。


これも現実の世界と同じで、ネットの世界も一期一会だと僕は思っています。
出会いがあれば、別れがある。
2007年の十大ニュースをやることになったのも、偶然でした。
そもそも、インターネットというものに出会ったのも、偶然でした。
ニュースサイトを見るようになったのも、偶然でした。
ネット上に「風花」というハンドルネームが生まれたのも、偶然でした。
そして、このサイトを始めたのも、その偶然の連鎖から起こった「出来事」なのです。


時代は変わります。
ニュースサイトは古いといわれても、仕方が無いのかなとも思います。
でも、いっそのことこのままであって欲しい、そう願います。


執筆 2008年2月12日
コラム TOPへ戻る